ファッション通販サイトZOZOTOWN(ゾゾタウン)が、送料無料ではなく「送料自由」というサービスを試験的に導入し話題になっています。
【送料自由】本日よりZOZOTOWNの送料は、お客様のお気持ちやご都合で自由に決めていただけるようになりました。0円でも500円でもお客様の自由です。自由に価格を決めていただくことで、運ぶ人と受け取る人との間に、気持ちの交換が生まれれば素敵だなと思います。よろしくお願いします。
— Yusaku Maezawa 前澤友作 (@yousuck2020) 2017年10月1日
送料自由にした意味は何なのでしょうか。
送料分のお金が誰に渡るのか気になりますね。
「送料自由」について、みんながどう思っているのかをまとめてみました。
【追記】
送料自由が終了することについて追記しました。
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ZOZOTOWNでは、これまで税込4999円以上の注文について送料無料のサービスを行ってきました。
今回の送料自由のサービスは、商品の購入金額に関わらず、送料を0円〜3000円に客が自由に設定できるというもの。
みんなの意見、送料自由の意味は?
ほとんどの方が0円を選択
ネット上の意見を見ていても、ほとんどの方が送料0円を選択するだろうとしています。
「送料無料にするに決まっている!」「謎」「意味不明」「0円以外を選ぶ人なんているの?」と不思議に思う方も大勢いらっしゃいましたが、それがいるんですよね。
ただその割合が正確には分からないから試験導入というわけでしょう。
試験的実施のため、今後予告なくサービスを終了する可能性があるとしています。
プラスになれば続ける、マイナスになれば元に戻す、ただそれだけのことです。
めんどくさい。0円にしたいけど・・・
また、「めんどくさい」という意見も多数ありました。
気持ちで送料を決めてくださいと言われれば、ストレスを感じますよね。
0円にするのが悪いと、どこか後ろめたさを感じてしまう方が大勢いると思います。
最近の運送業者の人手不足や負担拡大のニュースを知っている方ならなおさらでしょう。
ZOZOTOWNの販売サイトでショッピングカートに商品を入れて、実際に送料選択をしてみると、初期値は400円が選択されています。
注釈には「特にご指定がない場合は初期設定の400円となります。」と書かれています。
また、送料は0円〜3000円で指定できるのですが、選択肢には100円〜1500円までしかありません。
その他の送料にしたい場合には、「その他」を選択し、実際の金額を入力しなければなりません。
実際に0円と入力するのは、想像以上にストレスがかかります。
この一手間によって、少しでも0円にさせないようにしているのでしょう。
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送料分のお金は誰に渡る?
ZOZOTOWNが送料自由。
送料がどこに入るかが書かれてない。
たとえば荷物1個500円で契約してて、送料自由で集まった金額が実送料を上回った場合は運送会社に入るのか、ZOZOTOWNに入るのか。
そこが大切。— カジ・ゴン (@kaji_buhi0911) 2017年10月1日
株式会社スタートトゥデイの代表取締役 前澤友作氏はツイッターで、「運ぶ人と受け取る人との間に、気持ちの交換が生まれれば素敵だな」と言っていますが、客が払った送料分が全て運送会社に渡るわけではないでしょう。
もしみんなが送料0円にしてしまっても運送会社にはこれまで通りの金額が支払われるはずです。
運送会社との契約はこれまで通りで、送料自由化によってZOZOTOWNの収益増加を見込んでいると思われます。
送料自由の件、ZOZOTOWNと運送会社間の包括契約の内容が見えないのに「運ぶ人への気持ち」をZOZOTOWN に払うの、真っ黒な募金詐欺にしか思えないんですが…
— 臼井ミトン (@miton_usui) 2017年10月1日
運送業者の人手不足や負担拡大のニュースを利用しているとの批判の声もありました。
サービス自体に問題はないですが、「気持ち」と言われるとちょっと嫌な気持ちになりますよね。
送料自由で仮に0円にする人間が多くても、あっという間にTwitterでトレンドに入るぐらい宣伝できて上等って感じがする。
— Sh0〆≒しょー (@Sh0u_ps) 2017年10月1日
なるほど、宣伝効果もあったのですね。
果たしてどれだけの人が送料を払うのか。
試験の結果が楽しみです。
【追記】
10月2日の12〜19時に、送料を0円を選んだ人は全体の38%だったそうです。
【速報】ZOZOTOWNの送料自由で0円が設定された注文は全体の38%です。(本日12〜19時の平均値)
— Yusaku Maezawa 前澤友作 (@yousuck2020) 2017年10月2日
なお、送料自由でお客様に設定していただいた金額が、当社が宅配会社様にお支払いする実質額を上回る注文は全体の0.2%です(本日12〜19時の平均値)。上回った金額分は、今後の物流サービス拡充のための軍資金として有効利用させていただきます。ありがとうございます。
— Yusaku Maezawa 前澤友作 (@yousuck2020) 2017年10月2日
10月24日に発表された調査結果にによると、設定された送料の平均は96円で、0円が設定された注文は全体の43%だったとのこと。
【追記】
ZOZOTOWNの送料自由は10月31日で終了します。
11月1日からは、一律送料200円(税込)になるそうです。
調査結果から「送料無料は当たり前」という認識と「送料有料は当たり前」という認識が半数ずつあり、妥当な送料は100円程度だとし、いずれは、送料100円程度になるように進めていくとのこと。
たった1ヶ月、あっという間に終わりましたね。
送料無料は当たり前という認識をなくしていくため、有料化する場合、お客さんがどの程度の送料なら納得するかということを知るための調査だったようですね。
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