12月20日放送の「なんでも鑑定団」に、
これまでで最高の鑑定額になるのではないかというお宝の鑑定依頼が届いたそうです!
番組始まって22年来、最高額になるかもしれないお宝とは、
これまで世界に3点しか存在していないとされてきた幻の焼き物
「曜変天目茶碗」(ようへんてんもくちゃわん)の4点目だそうです。
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「曜変天目茶碗」とは?
元々は中国で焼かれた雑器で、
鎌倉時代に、中国・浙江省の天目山で修行した日本の禅僧が持ちかえったことで、
「天目茶碗」と呼ばれるようになったとか。
室町時代になると、美しいものに魅せられた茶人たちの間で人気になったそうです。
「天目茶碗」の中でも、窯の中で偶然うわぐすりが変化し、
美しい文様になったものを「曜変天目茶碗」というそうです。
曜変とは、建盞の見込み、すなわち内側の黒い釉薬の上に大小の星と呼ばれる斑点(結晶体)が群れをなして浮かび、その周囲に暈天のように、瑠璃色あるいは虹色の光彩が取り巻いているものを言う。この茶碗の内側に光を当てるとその角度によって変化自在、七色の虹の輝きとなって跳ね返ってくる。これが曜変天目茶碗にそなわっていなければならない不可欠の条件である。
本来、「曜変」は「窯変(容変)」と表記され、陶磁器を焼く際の予期しない色の変化を指すが、その星のような紋様・美しさから、「星の瞬き」「輝き」を意味する「曜(耀)」の字が当てられるようになった。この様な紋様が現れる理由は、未だに完全には解明されていない。また、この紋様が意図的に作り出されたものか、偶然によるものかは議論がわかれている。
wikipedia
偶然の産物のため、人の手で再現することは難しいそうです。
織田信長や徳川家康など、時の権力者にも愛された最高の逸品です。
現存する曜変天目茶碗は3点とも日本にあり、国宝に指定されています。
「曜変天目茶碗」の所蔵場所
その3点は、
大阪府大阪市にある藤田美術館
東京都世田谷区にある静嘉堂文庫美術館
京都府京都市にある大徳寺龍光院
が所蔵しています。
藤田美術館と静嘉堂文庫美術館にある曜変天目茶碗は、展示公開されていますが、
大徳寺龍光院にある曜変天目茶碗は公開されていません。
1990年と2000年に東京国立博物館で開催された日本国宝展では、
大徳寺龍光院にある曜変天目茶碗も展示されたそうです。
またこういう機会がない限りは見ることができないようです。
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曜変天目茶碗の鑑定額は?
これまでに、なんでも鑑定団で鑑定されたお宝の最高額は、
2005年9月27日に放送された「柿右衛門様式の壺」の5億円!
なんと、今回の「曜変天目茶碗」は、その5億円を超えるかもしれないそうです!
なんでも鑑定団史上最高額を更新する記念回となるかもしれない、
12月20日の放送を見逃さないでください!
【追記】
今回の「曜変天目茶碗」の鑑定額は・・・
2500万円
でしたー!
とんでもない金額ですが、最高額の5億を超えるかもしれないと期待し過ぎました^^;
しかし、世界で4点目の本物の「曜変天目茶碗」でした!!!
鑑定家の中島誠之助さんも、「なんでも鑑定団が始まって最大の発見」とコメントされました!
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