関ジャム 夏の終わりソングベスト10は?2018年8月26日放送

今年の夏ももうすぐ終わってしまいますね。

「夏の終わり」をテーマにした曲は名曲揃いということで、今回の関ジャムでは、20代〜50代の100名に夏の終わりに聴きたい歌をアンケート調査した結果ベスト10が発表されました!

ランキングということで、結果を記録しておきたいと思います。

あなたが夏の終わりに聴きたくなる曲は入っているでしょうか。

 

 

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世間が選ぶ夏の終わりソングベスト10

作詞家・歌詞プロデューサーのいしわたり淳治さんと、JUN SKY WALKER(S)のベーシスト・音楽プロデューサーの寺岡呼人さんが、なぜ夏の終わりソングは心に沁みるのか、プロ目線で解説してくれました。

夏の終わりソングについて、いしわたりさんは、夏の終わりは喪失感があり、失恋ソングが多いとのこと。

寺岡さんは、夏の後には秋が来て、冬が来て、移りゆく季節を感じるからこそ、夏の終わりにキュンとくる、日本ならではのジャンル。日本人のDNAに組み込まれていているのでは。とのことでした。

 

第10位 さよならの夏の日(’91)山下達郎

寺岡呼人コメント
「達郎さんといえば夏のサウンドのエキスパート。
夏のバラードの集大成みたいなコード感が冒頭の2小節に詰まっている。
そこに少年から大人になる物語がマッチして、切なさとノスタルジーを見事に表現している。」

 

第9位 若者のすべて(’07)フジファブリック

いしわたり淳治コメント
「とても具体的な風景描写と主語が無いまま語られる空白だらけの状況説明。
それが聞き手の心にポッカリと穴を空けて、夏の終わりの切なさとシンクロしているのが魅力的です。」

詞に主役となる「君」という言葉がなく、重要な要素がない喪失感を生んでいるとのこと。

 

第8位 Hello, my friend(’94)松任谷由実

いしわたり淳治コメント
「別れた恋人に「Hello, my friend」と語りかけ、カッコ良い女性像を描いた後、サビでは「悲しくて 悲しくて」と弱さを吐露している。
その感情のねじれが、切なさをより深くしている」

松任谷由実さんの歌い方が、ビブラート控えめで聴き手が自分の思いを乗せやすい、共感を呼ぶ歌い方とのこと。

寺岡さんの注目ポイントは、切なさを演出する「音階が下がっていく進行」。

他にも「守ってあげたい」、「リフレインが叫んでる」などたくさんの曲で使われているそう。

松任谷由実さんの大ファンである寺岡さんが選ぶ夏の終わりソング1位は、「晩夏(ひとりの季節)」だそうです。

 

第7位 君がいた夏(’92)Mr.Children

寺岡呼人コメント
「切なさを感じるコード進行に、ハワイアンで使われるスライドギターの音色を加えて夏の終わり感を演出している。」

ミスチルのアイデンティティになっている、スライドギターや、サビのオブリガードの揺れるアナログシンセに注目!

 

第6位 夏祭り(’00)Whiteberry

いしわたり淳治コメント
「『君の髪の香り』『浴衣姿がまぶしすぎて』『綿菓子買って』など、五感を使った情景描写が秀逸。
失恋という心の動きを五感で表現するのは、理想だけど 実は難しい。

作詞で悩んだ時は、五感に立ち返るといいかもしれない。とのことでした!

これはいいアドバイスをいただきましたね^^

 

第5位 夏の終わりのハーモニー(’86)井上陽水・安全地帯

寺岡呼人コメント
「日本を代表する2大シンガーの美しいハーモニーが贅沢すぎます。
実は、切なさを引き立てる細かいテクニックが散りばめられている。」

 

第4位 夏の思い出(’03)ケツメイシ

寺岡呼人コメント
「ヒップホップの夏うたはアゲアゲな曲が多いが、この曲は山下達郎さんのDNAを引き継いだようなギターサウンドが懐かしさを演出している。」

 

第3位 secret base 〜君がくれたもの〜(’01)ZONE

いしわたり淳治コメント
「サビ頭の体言止め『夏の終わり』『将来の夢』『大きな希望』が歯切れ良い。
ぶっきらぼうな箇条書きのような歌詞が、幼いながらに何かを決意している心情を効果的に表現している。

 

第2位 夏の終わり(’03)森山直太朗

寺岡呼人コメント
「タイトルがズバリ『夏の終わり』だが、その雰囲気を演出しているのは三線や二胡などのオリエンタルな民族楽器。
さらに直太朗くん印のファルセットが夏の終わりの涼しさを醸し出している。

 

第1位 少年時代(’90)井上陽水

いしわたり淳治コメント
「良い意味でとらえどころのない歌詞。
おそらく意味を聴いている人はいないのではないでしょうか?
この曲は『北の国から』のように、ハミングだけでも夏の終わりを想起させてしまう無限のパワーを秘めている。」

「風あざみ」「夏模様」「宵かがり」「夢花火」などは、この曲で生まれた言葉。 

 

 

以上、夏の終わりソングベスト10でした!

どの曲も本当に名曲ですね!

寺岡さんによると、夏の終わりソングのほぼ全曲にメジャーセブンスコードを使われているのではとのことでした。

歌詞もサウンドも、夏の終わりソングを作りたいという方に役に立つ内容が盛りだくさんでしたね!

これからまた新しく、定番の夏の終わりソングが生まれるのが楽しみです!

 

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夏の終わりソング20位〜11位

あなたが聴きたくなる夏の終わりソングは入っていましたか?

20位〜11位はこちら!

 

20位 センチメンタル(’99)ゆず

19位 恋時雨(’99)湘南乃風

18位 夏のクラクション(’83)稲垣潤一

17位 君がくれた夏(’15)家入レオ

16位 夏をあきらめて(’82)研ナオコ

15位 カブトムシ(’99)aiko

14位 夏休み(’71)吉田拓郎

13位 プラネタリウム(’05)大塚愛

12位 打上花火(’17)DAOKO × 米津玄師

11位 夏の終わり(’78)オフコース

 

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